緑豊かな木々に囲まれ、風光明媚な福良湾を臨む高台にある兵庫県南あわじ市の某施設。各フロア・部屋(居室)・廊下等…多数の天井埋込形エアコンと、今回は換気扇も含めた改修工事の現場紹介をしていきます。
機材の搬出ルートや作業室内は各部屋とも保護するための養生を十分に行ってから作業にあたります。まず空調機から撤去。化粧パネルを外し室内機本体を取り外していきます。
既存機械から冷媒(フロンガス)を回収します。
高所の場合はクレーンを用いて撤去を行います。新旧の機器を入替ていきます。
新しい機械に入れ替わりました。Panasonicの室外機です。ここから配管の接続といった大事な作業です。最後まで気が抜けません。
配管はこのように接続
室外機配管接続(その1)
室外機配管接続EHP(その2)
室外機配管接続(その3)
新規機器の吊り下げ作業です。
冷媒配管施工作業では内部に水分やゴミが入らないよう、冷媒の漏れがないことを確認しながら作業を行います。
圧縮機や圧力容器など耐圧強度の確認。
室内機を吊り下げていきます。パネルを取り付けて各フロア・部屋(居室)・廊下…等、空調機の設置完成です。
ランドリー室のエアコン(天井埋込カセット2方向吹き出し)設置完了です。
次に壁掛けエアコンの取り付けです。室内機と室外機をつなぐ配管・配線は、本体に対して壁の穴が右か左かによって冷媒管や電源、ドレンホースをどちらへ出すかが変わります。位置をしっかり確認してから各配管を適した向きに出します。
壁の穴から冷媒管を通し、壁の穴を通した冷媒管とエアコン本体から出てる冷媒管を接続していきます。そして、室内機からでている冷媒管を室外機に接続していきます。このように居室の壁掛形エアコンを多数設置しました。
次に換気扇の取り付けです。当たり前のことですが、換気とは室内の汚れた空気と新鮮な外気を入れ替えることです。外から空気を取り入れ(給気)、室内の空気を出す(排気)ことです。空気の入口と出口の2カ所を確保して、空気の流れを作らなければなりません。天井埋込形換気扇は天井裏にダクト配管して排気します。まず換気扇を取り付けるのに壁を貫通させます。
天井裏では鉄骨で野縁を組んでいきます。排気口を固定していき(排気口とダクトはアルミテープやコーキング材を使って密封していきます)本体を埋め込み野縁に固定していきます。
電源コードとアース線を接続し天井を貼ります。そして、化粧パネルを取り付けて換気扇の設置は完成です。
この度は南あわじ市の施設のスタッフ様、長期間に渡りお世話になりました。ありがとうございました。また何かありましたらよろしくお願いいたします。