プレハブ冷却ユニットは用途に合わせてバリエーションが選べます。小さいタイプで省スペースにおすすめなのが、角のない丸みを帯びたデザインで室内機と室外機が分離されている「スリムセパレートタイプ」。コンパクトで場所を取らないので可愛らしい冷却ユニットです。スリムセパレートタイプでも天井が低くて設置できないなあ~っていう場合は、側面に据え付ける「ウインドタイプ」。側板パネルに設置するので庫内を大きく取れます。天井が低い屋内にプレハブ冷蔵庫・冷凍庫を設置する場合に最適なウインドタイプの冷却ユニットです。そして小さい一体型になってるユニットが「トップスリムタイプ」です。冷気を天井面から壁面にそって吹き出すエアダクト方式なので、庫内をムラなく冷やすことができます。冷却ユニット本体が薄型スリムなので、回転部(送風ファン)も隠れて庫内はひろびろと活用できます。←トップスリムタイプを取り付けてきた工事事例がですね!
今回は兵庫県小野市の物流センターにて合計3台(セパレート2台とウィンドウタイプ1台)プレハブ冷蔵庫冷却ユニットの入替に行って来ました。
まずこちらのセパレート型の冷却ユニットを撤去していきます。
撤去後は新しく設置するにあたって配線や配管の接続です。プレハブの天井ではコントローラの配線を接続し、外部との温度差を持続する為に断熱材を注入していきます。
配管の圧力テストでは「AM11:30~PM13:08」約2時間放置して漏れのないことを確認!
室内機・室外機はこのように設置しました。
次にウインドタイプを撤去していきます。取り外した所は壁に穴が開いた状態です。そこにパネルを打ち込んで取り付けていきます。
この場所に室外機を2台設置します。
そして、ドレン配管(ドレントラップ)を設置していきます。ドレンとは空気を冷やす際の熱交換器(コンプレッサ)に付着した水滴(結露)の事です。この水滴を外へ排出しなければなりません。なぜならドレンが溜まると熱交換器(コンプレッサ)の性能が落ちてしまうからです。
私生活でも気温と湿度が高い状態になると、洗濯機の周辺置や洗面所、キッチンのシンク、お風呂の排水口からツーンとしたドブのような臭いを感じた経験があると思います。全ての排水口には、一定量の水を貯めて排水口からの臭いや虫が上がってくるのを防いでくれる「トラップ」が設置されています。
業務用エアコンや業務用冷凍冷蔵庫、ショーケース、製氷機等にはドレン配管用「横引逆止弁」が使われます。逆止弁と封水トラップのW効果で悪臭の逆流や虫の侵入をシャットアウト!します。
同様、配管の圧力テストで「AM10:40~PM12:00」約2時間放置して漏れのないことを確認!
ウインドタイプからセパレートに設置しました。
もう一台のセパレート型もこのように入れ替えました。
こちらも同様「PM13:00~PM15:00」約2時間放置して漏れのないことを確認!
これですべての作業は完了です。
兵庫県小野市の物流センターの皆様、お世話になりました。
ありがとうございました。